アートに造詣の深いマイミクさんと一緒に、
    国立博物館へ「国宝 薬師寺展」を観に行って来ました。
     http://yakushiji2008.jp/



    薬師寺の日光さま・月光さまは
    若い頃に画集か何かで見ていて、
    いつか見に行きたいと思っていたのです。
    さすがに奈良まで行かないと
    無理だろうと思っていたので、
    新聞で上野に来ていることを知って、
    これは行かないと後悔するぞ!と。



    観音像が大好きで、ゆっくりと観ていたかったので、
    他の作品はさらっと見て、若干ショートカット気味です。
    (ごめんなさい、ごめんなさい。
     すっごく混んでいたのですよ。)



    まずは、「国宝 聖観音菩薩立像 7〜8世紀?」を
    じっくりと鑑賞。
    メタリックな表面の感じがとても美しくて、
    キラキラと輝いて見えました。
    今回の展示では、当時の鋳造の技術の高さに
    ビックリさせられました。
    今までいろいろと見てきた観音さま
    (それほど多くはないけれど)の中でも、
    力強い感じがしました。
    体つきの線とか、凛としたお顔とか。
    多分男性でも女性でもなくて、
    性別なんかを超越した存在なんでしょうけど、
    とても美しいと思いました。



    そして、本日のメインの日光さまと月光さまへと移動。
    「国宝 日光菩薩立像 7〜8世紀?」
    「国宝 月光菩薩立像 7〜8世紀?」
    高さが3〜4メートルもあろうかという、
    とても大きな作品でした。
    (運ぶ作業をされた方、凄いです!)
    通路なんかを工夫してあって、
    混雑していてもいろいろな角度や高さから
    見られるようになっていました。
    ちょうど、バルコニーのようにせり出した場所が
    お顔を眺めるのにも丁度良い高さだったので、
    楽な体勢でゆ〜っくりと眺めていました。
    双眼鏡で細部を眺めたり、
    マイミクさんと語りあいながら、
    うっとりと堪能、堪能。
    こちらはちょっと女性的と言うか、
    滑らかな曲線を描くような動きのある体の線です。
    インドの方にルーツがあるようです。
    とても優しい、柔和な表情だったのですが、
    圧倒的な存在感で空間を支配しているような気がしました。
    



    そのあと、上野公園内の「韻松亭」でお茶。
    創業130年の老舗なんだそうです。
    古い日本家屋風の店内、とても落ち着く空間でした。
    お座敷で外の新緑を眺めたり。うふふ。
    生麩が入った、抹茶アイスのクリームあんみつ
    甘さ控えめでとっても美味でした!!



    それからお月様と夜景を肴に(?)
    マイミクさんとお互いのことを話したり、
    音楽や文学、いろんなことを語り合って
    (高校生みたい!?)
    とても充実した時間を過ごしました。
    マイミクさん、本当にどうもありがとうございました!!