マイミクの某さんにチケットを頂いて、
    行って来ましたよ、庭園美術館


    


    


    ちょうど散り際の紅葉の時期で、
    庭園もとっても素敵でした。
    奥の方まで行くと、池や日本庭園があります。
    庭園だけでも十分行く価値があるなあ、と
    思っております。


    古い洋館フリークなので、
    庭園美術館は行ってみたい場所のひとつでした。
    1933年に建てられた建物です。
    ガラスの作品で有名な、ラリックが作った
    レリーフやシャンデリアがあってびっくり。
    バンケットルーム?(ゲスト用の食事部屋)は
    シャンデリアがフルーツのモチーフで、
    壁にもフルーツの絵が描かれていて、
    とても可愛く温かい感じがしました。
    ピンク系の大理石やすりガラスが使われていて、
    木材の温かい色合いが多く、
    意外と落ち着くなあ、としみじみ思いました。


    さて、展示ですが、
    1837年から2007年までの
    ティファニーの170年の歴史を、
    約200点の装身具などで見ていくものでした。
    大恐慌で大量解雇があったり、
    戦争で戦具を作ったり、
    アメリカそのものの歴史なのかなあ、という気がしました。
    オープンハート&水色のバッグの
    パブリックイメージしか知らなかったので、
    とても勉強になりました。
    どこでも見かける「立爪リング」も
    ティファニーが最初に創ったものだそうです。
    石の輝きを最大限に引き出すために考えられたとか。


    アートとしては、
    アール・ヌーヴォーアール・デコ
    華やかなりし、古きよきアメリカ・・・・・
    やっぱり素敵ですね。
    1900年位から、1930年位。
    あのへんの時代は大好きなのです。
    アートでも何でも。
    ジュエリーもとても繊細で華やかで、
    色鮮やかで・・・・
    金属加工がとってもきめ細かくて、
    職人技に感動しました。
    型をとって鋳造したのか、金属を彫っていったのか
    わからないですけど、
    お花やら色々な模様が細かく刻まれていました。


    特に印象に残ったのは、
    ラリックがデザインしたカラフルな作品群と、
    虹色に輝く香水瓶。
    万華鏡でも見ているような気がしました。


    あまりジュエリーに興味があるほうではなかったのですが、
    閉館時間までずーっと見入ってしまいました。
    照明の加減も、ちょうど石がキラキラと綺麗に見えるように
    位置や明るさを細かく設定されていて素敵でした。
    この展示は国際巡回展だそうです。


     http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/tiffany/index.html