【2日目】

    朝の散歩。
    五条大橋から鴨川へ。
    比叡山とか、山々に囲まれた街だなと実感。
    都市とは思えない程、水が透明です。 
    


    高尾の神護寺へお参り。
    四条烏丸から高尾へバスで50分位。
    京都の山の方は今回が初めて。
    思った以上にとても山深い所でした。
    関東で言うと、うーん、箱根みたいな感じかなあ。
    キョロキョロ迷っていたら、お参りに来た地元の方が
    ガイドしてくれました。

    バス停から山道を20分程。
    石段がかなりきつい(三百数十段!)ということで、
    ゆるやかなハイキングコースを登りました。

    風格漂う山門(1629年建立)から神護寺の中へ。

    金堂へお参り。
    ひんやりと独特の空気が漂っています。
    平安時代に造られた本尊の薬師如来像と
    左右に配置された鎌倉時代の日光・月光菩薩像を
    ゆっくり鑑賞。
    とても静かで厳かで
    不思議な程落ち着く空間でした。
    



    空海が暮らしていたと言われる大師堂へ。
    藁葺きで格子の「蔀(しとみ)戸」のつくり。
    ここが開帳されることは絶対に(!)ないそう。
        

    有名な「かわらけ投げ」の所へ。
    素焼きの小皿のような「かわらけ」を谷川へ投げる。
    フリスビーのように、スナップを利かせて遠くへ投げるのが
    良いんだって。
    厄除けの御利益があるそう。
    茶店でお抹茶とお菓子を頂きました。
    仏像は、博物館に入れるとヒビが入ったりして傷みやすく、
    寺の建物の方が温度・湿気などちょうど良くできているという話。
    (仏画はそうとは限らないそう)
    国宝と言っても国から援助がある訳ではなくて、
    修復費用はお寺持ちという話、など
    お店の方に色々な話を聞きました。
    宝物のご開帳は5月1日から5日まで。
    あと、紅葉シーズンはうんと混雑するので、
    11月10日頃までに行くのがお勧めだそうです。


     
    四条烏丸から歩いて錦市場へ。
    漬物・佃煮・乾物・魚など、京の食べ物屋さんがずらり。
    皆見るからに美味しそうで困りました(笑)
    清潔感があって、商店街というよりも上品な雰囲気です。
    寺町通・新京極・四条河原町と通りをずっと歩いて
    宿へ。
    東京と違って、古い建物をとても大切に使っている感じがして
    素敵だなと思いました。
    古ーい建物の一階がタリーズコーヒーだったりして。
     戦争で焼けなかったのは大きいかも。


    
    
    通り沿いにずっと燈籠が灯されている