Jeff Buttle 君の新しいプログラム、
    icenetwork.com のサイトのインタビューにて
    発表されました!


    '08-'09
        SP: "M.A.Y. IN THE BACKYARD" / 坂本龍一    
        LP: "Eclogue" / Gerald Finzi




    うわあ、大変!!
    教授だあああああああ!!



    SPの "M.A.Y. 〜" は、
    「凄くかっこいいなあと思って振り付け師のデイヴィッド・ウィルソン氏に
    意見を聞いてみたら、彼も気に入ってくれた。」
    LPの "Eclogue" は、
    「あまりよく知らないで Ipod にダウンロードしていて、
    聞いてみたらすぐにとても魅了された。」
    とのことなので、
    2曲ともジェフ君が自分で見つけてきた曲なんだろうなと思われます。
    すごい・・・・・・!!
    もともときっと好奇心旺盛なんだろうけど、
    常に四方八方にアンテナを張り巡らせている人なんだろうなあ。



    SPの "M.A.Y. 〜" は、
    「とてもアバンギャルドなスタイルで、
     なおかつクラシックな雰囲気も持っている」
    そうです。
    遊び心に満ちたところもあり、
    シャープなところもあり、
    自分の個性を引き出してくれる曲だと思っているようです。
    「そして、自分が今までに本当にやったことがないようなプログラム」
    なんだそう。



    ピアノと弦楽器によるものみたいなので、
    ピアノとヴァイオリンとチェロの編成の
    「1996」のアルバムのヴァージョンかと思われます。
    ’01−’02シーズンに使用された「ラストエンペラー」の曲も、
    「1996」のものかと思われるので、
    これは憶測ですが、ジェフ君はこのCDなり音源を持っていて、
    以前から好んで聴いていたのかな、と思います。



    1996



    "M.A.Y" とは、当時の坂本氏の杉並のお家の裏庭に来ていた野良猫の
    「モドキ」「アシュラ「ヤナヤツ」の3匹のことなんだそうです。
    そういえば、矢野顕子さんのご本で昔読んだことがあるような・・・・。
    backyard はそのまま「裏庭」で、
    裏庭で戯れる野良猫ちゃんたちの様子をイメージすれば良いんでしょうか。



    オイラも一応、小学校の頃に「ライディーン」の曲で
    踊っていた世代のはしくれなので、
    はるか遠い北の国のジェフ君がプログラムで
    2度も坂本氏の曲を取り上げてくれたことには
    なんとなく感慨深いものがあります。
    (ちなみに、教授の曲で好きなのは、
     大好きな吉田美奈子さんの声が入っている
     "Ballet Mecanique" と ”東風”です(^^;)



    LPの "Eclogue" は、イギリスの作曲家ジェラルド・フィンジ
    (1901−1956)によるもの。
    とてもクラシックでクリーンなものなんだそうです。
    フィンジさんは初めて知りましたが、
    イギリスの詩や哲学・文学に造詣の深い人だったようです。
    リンゴの栽培に没頭した時期もあったようで、
    イギリスの植物や自然を愛した人だったのかなと思います。
    あまりイギリス近代には詳しくないのですが、
    エルガーとか、ユナキムちゃんがプログラムで使って
    印象的だったヴォーン・ウィリアムズの「あげひばり」とか、
    穏やかで美しい曲が多いなあ、という印象があります。



    自分にとってジェフ君のプログラムはいつも、
    新しい音楽やものごととの出会いを作ってくれる気がするんですよ。
    こうやって新しい音楽に出会えるのはとても嬉しいことだし、
    幸せだなあ、と思っています(嬉)