JRの我孫子駅から住宅地へ少し歩いていったところにある
    旧志賀直哉邸へ行ってきました。
    若い頃読んでいた時期があったのですが、  
    意外と行く機会がなかったのです。



    



    敷地内に復元された、小さな小屋。
    もしかしたらお茶室かも?
    住居自体は残されていないようなので、
    ファンの方はそのへんはあまり期待しないほうが良さそうです。
    ベンチがあったりして、のんびりとした憩いの場になっていました。



    



    これは、井戸の跡でしょうか。



    



    植物なども、きちんと手入れされている印象。



    志賀直哉さんは、30代をここで過ごされたようです。
    31歳で武者小路実篤氏のいとこ(!)と結婚。
    翌年に我孫子手賀沼湖畔に移住。
    柳宗悦バーナード・リーチ、武者小路氏らの近くに住み、
    親交を深めます。
    34歳で「城の崎にて」を発表。
    父親と和解。
    長女と長男は出生後間もなく亡くなります。
    次女・三女・四女と三人のお嬢さんがいたようです。
    40歳で京都に移り住むまで我孫子で暮らしていたそう。
    今は沢山住宅が立ち並んでいるけれど、
    昔は多分高台から湖を一望できる場所だったようで。
    きっと穏やかな暮らしをされていたのではないかなと
    思いました。