最近発売になった、こちらの本を読みました。
    http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2009/05/20082009-b909.html
    いやあ、思っていた以上に内容が詰まっていて
    ものすごい情報量です(主観)



    織田君、小塚君、無良君のゆるーい対談から、
    レピストさんやアモディオ君のかなりレアなインタビューまで。
    結構、マニアのツボを突いてくる構成だと思いました(^^;
    懐かしいチェンジャン・リーさんや
    シェイリーン・ボーンさんの記事もあります。
    ジュニアのページもかなりの量があって、
    藤澤亮子ちゃんの生い立ちなど、詳しい記事があります。
    彼女も新松戸出身だったのですね!
    あと、福岡の飯塚のリンクが現首相のグループ企業なので
    潰れないだろうという一文にもビックリしました。



    素晴らしいと思ったのは、8ページを割いて書かれた
    コロラドスプリングス特集。
    トム・ザカライセクコーチ、ジェレミー・アボット君、
    ブランドン・ムロズ君、
    そしてなんと太田由希奈ちゃんのインタビューにより
    最近大躍進のコロラドスケーターたちの環境が語られています。
    コーチの専門が細かく分けられているところに
    ビックリしました。
    スピンの専門コーチ(ライアン・ブラッドリーのお姉さんだそう)、
    ジャンプのコーチ、
    ハーネス(ユナ選手の報道で以前見かけた、釣竿のような器具)の
    専門家、
    ビデオで撮影して細かく分析する専門家・・・・・・
    1コマ45分のセッションになっていて、
    好きなようにプログラムを組めるようです。
    なんだか大学みたい・・・・
    アイスダンスのセッションでスケーティングを
    見てもらうこともできるんだそうです。
    オフアイスでは、ピラティス・バレエ・モダンバレエも。
    振り付け全般は、トム・ディクソン夫妻が全選手を見ているそうです。
    リンクは3つあって1つは国際試合に使うアリーナで、
    1つはNHLサイズなんだそうです。
    なるほど、ムロズ君のように実家を遠く離れて
    子供時代からトレーニングしているスケーターもいるくらい
    恵まれた環境があるんですね〜。



    ジェフファンの皆様、ジェフ君とランビエールさんの
    インタビューも素敵ですよ。
    今回は対談ではなく、個別インタビュー。
    比較的アーティスティックな面のお話が多い印象です。
    ジェフ先生の音楽についての話が凄く良いです。
    「エクローグはもともとピアノコンチェルトとして
     作曲された。
     だけど作曲家が、曲をコンチェルトとして
     作り終える前に亡くなってしまったので、
     残った人々が何曲かに分けて完成させたんだ。
     その1曲を、僕が聞いて気に入ったというわけ。」
    ふむふむ・・・・・。深いエピソードですね。
    オーケストレーションは、フィンジさんではなかったのですか。
    「たぶん僕は、ピアノからインスピレーションを
     受けやすいんだと思う。
     ピアノは一番好きな楽器だから、ふだんからよく
     ピアノ曲を聴くし、スケートでもよく使う。
     たぶんピアノの音色で滑ると、何か特別なものが
     僕の中で生まれるんじゃないかな?」
    と語るジェフ先生。
    小さい頃からピアノを弾いてきたオイラにとっては、
    死ぬほど嬉しいお言葉です(; ;)
    いや、ピアノ頑張ります!(単純)
    アディオス・ノニーノ、ラフマニノフのプレリュード、
    グールド、ラストエンペラー・・・・・
    確かに、今まで見てきた中でも好きなプログラムは
    ピアノ物が多いですね。
    観ていて楽しいプログラムというよりは、
    研ぎ澄まされたガラス細工のような感覚というか・・・・
    本当に美しいなと思って観ていました。
    以前使ったプログラムを滑る可能性について
    語るインタビューを最近よく見ますし、
    またいつか観られたら良いなと思います。