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児童文学者で翻訳も手がけていらっしゃった、
石井桃子さんがお亡くなりになったそうです。
101歳と超高齢でしたが、
つい最近まで新聞のインタビュー記事に
載っていた記憶があります。
姪っこが家に来ている間、
一緒にいろいろと絵本を読んでいたので、
懐かしい石井桃子さんの文章に沢山遭遇していました。
自分も「うさこちゃんシリーズ」を読んで
育ってきた世代なので、
あえてここは「うさこちゃん」とお呼びしたいです。
大人になってから読むと、
短いながらも、韻を踏んでいたり
詩のようなきれいな日本語でした。
そらで言えるくらい何度も読んだ子どもも
きっと多いと思います。
個人的に大好きな絵本、
バージニア・リー・バートン作
石井桃子さん訳の
「ちいさいおうち」。
小さい子どもが母国語を覚えるときは
周りの大人が話すことや
読み聞かせてもらう絵本のことばを
スポンジのように吸収して覚えていくのだと
思うのです。
そんな訳でして、
石井桃子さんのきれいな日本語が
あとあとの世代に与えた影響はとても大きいと
思っております。
心から尊敬しています。